2024年5月に映画第2弾が決定!!「岸辺露伴は動かない」を徹底解説!!

  • 「世にも奇妙な物語」のような、読み応えのある短編集が見たい
  • ジョジョに興味はあるけれど、巻数が多くて手を出しづらい
  • 「岸辺露伴は動かない」ってどんな話?

そんな方に向けて、今回は『ジョジョの奇妙な冒険』の作者・荒木飛呂彦先生が手がけた短編集、
『岸辺露伴は動かない』についてご紹介します。

このシリーズは、漫画だけでなく小説や実写ドラマ化もされており、
2024年5月には遂に映画化第2弾が決定されるなど、大変人気のある作品です。

読み終える頃には、きっと『岸辺露伴は動かない』の独特な世界にどっぷりハマっているはず。
これからその魅力をたっぷりとお伝えします!

この記事を書いた人

モグラビト

職業SE。
30代半ば、既婚者、子供2人。

 

どんなお話??

そもそも本作品をまったく知らない方向けに、『岸辺露伴は動かない』とはどんなストーリーなのかを解説します。
『ジョジョの奇妙な冒険』を読んだことがない方でも安心して読めるようにご紹介します。

ストーリーについて

タイトルにある「岸辺露伴」は主人公のように見えますが、実際には語り手=ストーリーテラー的な立ち位置で物語を進行していきます(もちろん、彼自身も物語に深く関わってきます)。

露伴が漫画のネタ探しのために各地を訪れ、取材を通して出会う怪異や不思議な出来事がメインテーマとなる短編集です。

岸辺露伴は『ジョジョの奇妙な冒険』第4部で登場する人気キャラクターの一人ですが、
この『岸辺露伴は動かない』は本編とは独立した“番外編”の位置づけになっているため、
ジョジョをまったく知らない人でも楽しめる作品になっています。

登場キャラクター

岸辺露伴

著:荒木飛呂彦 漫画『岸辺露伴は動かない』より

『ジョジョの奇妙な冒険』第4部に登場する漫画家。
漫画のためなら自分の命を賭けることも厭わない超リアリストかつエゴイストな性格です。

露伴は、他人の記憶や体験を“本のように開いて読む”という、特殊な力「Heaven’s Door(ヘブンズ・ドアー)」を持っています。
必要に応じて、その人の性格や行動を書き換えることもできます。
ただし、露伴自身は“リアルな取材”こそ最高の創作だと考えており、
この力をむやみに使うことはなく、自衛のために限定的に使うだけです。

どんな人におすすめ?

『岸辺露伴は動かない』は、こんな方に特におすすめです。

  • 短編でテンポよく読める漫画を探している人
  • 『ジョジョの奇妙な冒険』に興味はあるけど、いきなり本編はハードルが高い人
  • ミステリー・ホラー・不思議系の物語が好きな人
  • ドラマ版や映画で興味を持ったけれど、原作も知りたい人

ジョジョ本編の知識がなくても十分楽しめるうえに、読めば読むほど「岸辺露伴」というキャラに惹かれていくのがこのシリーズの最大の魅力。
原作ファンからも高く評価されているスピンオフなので、ジョジョ入門としてもかなり優秀な一作です!

シリーズについて

『岸辺露伴は動かない』は、漫画にとどまらず、アニメ、実写ドラマ、小説、画集など様々なメディア展開がされています。ここでは、それぞれの魅力をご紹介します。

荒木先生の絵がどうしても苦手。という人は実写や小説からはじめるのも1つです。

漫画(+OVA)

2023年5月時点では未だ3冊(画集版カラーコミックを含む)しか出ていないので購入するなら今です。
初話は1997年に発表されたもので、初心者が敬遠しがちな初期の絵柄ではなく、中期の絵柄で描かれているため、「ジョジョ入門書」としてもおすすめです。
現状では手に入れにくいのですが、OVAも出ているので文字が基本的に苦手な方は其方を参照しても良いかもしれません。

気になる方は下記リンクからチェックしてみてください。

荒木先生の絵を存分に楽しみたい人に向けて画集も用意されています。

小説

小説については荒木作品が大好きな小説家5人がそれぞれの独自の物語を書いています。

どの作品も“露伴らしさ”を保ちながら、各作家の作風がしっかりと光っており、短編としての完成度も非常に高いです。ミステリー寄りの話や、ホラー調のものなどバラエティも豊かなので、好きな作家から入るのもアリです。

ジョジョ作品って熱狂的なファンが多いので中途半端なものを書くと滅茶苦茶叩かれるので本当のファンしかチャレンジしないんですよねw。

小説は2024年5月現在4冊まで出ていてこちらも集めるなら巻数も少ない今が狙い目ですよ。

  • 岸辺露伴は戯れない(著:維羽裕介、北國ばらっど、宮本深礼、吉上亮)
  • 岸辺露伴は叫ばない(著:北國ばらっど、宮本深礼、吉上亮)
  • 岸辺露伴は倒れない(著:北國ばらっど)
  • 岸辺露伴は嗤わない(著:柴田勝家)※2024年12月発売

※題名が微妙に違うので購入には注意が必要です。

ドラマ

漫画をドラマ化してしまうと、変な演出が入ったりしてどうしても面白くなかったりするんですよね(個人の意見です)。
本作は大のジョジョファンでもある高橋一生さんが、細部までこだわった演出のおかげで不自然な点はなく、作品に厳しいジョジョファンからも好評で第3シーズンまで放送されました。

ドラマでは、奇妙な住人や不可解な事件に巻き込まれる露伴が描かれており、ホラーやサスペンスが好きな方には特におすすめです。各話ごとに完結するオムニバス形式なので、気軽に楽しめます。

2024年5月に映画第2弾の公開決定!!

実写ドラマシリーズの好評を受けて、2024年5月24日(金)に待望の映画第2弾が公開されます!

今回の映画の原作は、短編エピソード「懺悔室」。
以下、あらすじです。

漫画家・岸辺露伴はヴェネツィアの教会で、仮面を被った男の恐ろしい懺悔を聞く。それは、誤って浮浪者を殺してしまったことでかけられた「幸せの絶頂の時に“絶望”を味わう」という呪いの告白だった。

―― 映画公式サイトより

今回は実際にヴェネツィアで撮影されたとのこと。
原作には登場しない泉京香(演:飯豊まりえ)がどう物語に関わってくるのか、
また短編だった「懺悔室」がどのように脚本として膨らまされるのか…今から楽しみでなりません。

👉 映画公式サイト:
https://kishiberohan-movie.asmik-ace.co.jp/

この映画化は、熱狂的ファンの多い原作の人気だけでなく、
ドラマ版の完成度の高さがしっかり評価された証とも言えるでしょう。

映画をより楽しむためにも、ぜひドラマシリーズを事前にチェックしておくのもおすすめです!

 

評価と分析

ここでは、漫画『岸辺露伴は動かない』の魅力を5段階評価でまとめ、さらに各要素ごとの解説も加えていきます。
短編形式という特徴から、平均的な印象をベースにしています。

ストーリー: ★★★★
構成(テンポ・展開の仕方): ★★★★★
キャラクター: ★★★★★
画力: ★★★★★
世界観: ★★★★
ストーリーの多様性: ★★★★★

📚 ストーリー(★★★★☆)

内容によっては満点のものもありますが、やはりヘブンズドアが便利すぎるので、露伴がピンチになる話は基本的にオチが似通ってきます。そこにもう一工夫あると、さらに奥深い展開が期待できそうです。

🧩 構成(★★★★★)

荒木先生の1話完結構成の巧みさは圧巻です。1話あたりの尺に縛られない自由な構成だからこそ、構成力の高さが際立っています。毎回、意外な展開で読者を引き込む力がすごいです。

🎭 キャラクター(★★★★★)

岸辺露伴というキャラはもちろん、泉京香橋本陽馬など、脇を固めるキャラも魅力的。強烈なキャラクターが出てこない話でもキャラクターバランスがちょうどよくて面白いんですよね。

🖼️ 画力(★★★★★)

短編初登場が1997年ということで、ジョジョ5部の後半くらいの画風ですが、そこから7部テイストまで見られるのはファンには嬉しいポイント。長年トップで描き続けながら、なお画力を進化させ続ける荒木先生に感服です。

🌍 世界観(★★★★☆)

露伴が取材のために出向いた先で怪異に巻き込まれるという独特の世界観は、引き込まれる魅力があります。読んでいるうちに自然とその異世界に浸ってしまう感覚がたまりません。

🌀 ストーリーの多様性(★★★★★)

ヘブンズドアという能力の万能さとは裏腹に、毎回登場する怪異や事件は独創的でバラエティ豊かです。短編なのにここまでバリエーションを持たせられるのは本当にすごいですね。

まとめ


岸辺露伴というキャラクターの魅力や、ドラマ・映画・原作の完成度について紹介してきました。短編ながらも、毎回驚きや発見がある作品で、ジョジョを知らない方にも安心しておすすめできる内容です。

まだ読んだことのない方は、まずは気になる1話から読んでみてください。どこから読んでも楽しめるのが短編作品の良さです。
以下のサイトをご参照ください。👇
人気の漫画が32000冊以上読み放題【スキマ】

実写ドラマや映画で露伴の世界観にハマった方は、ぜひ原作の漫画も読んでみてほしいです!

荒木飛呂彦先生の唯一無二の世界観が凝縮されたこのシリーズ、毎話読むたびに「やっぱりすごい…」と唸らされます。
これからも続編が出ることを願いつつ、まだ見ぬ怪異との遭遇を楽しみに待ちたいですね。

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