子どものためにと思い、ディズニー映画を見返していたら、すっかりハマってしまったモグラビトです!
今回は、僕がディズニー映画の中でも特におすすめする 『モアナと伝説の海』 について紹介します。
記事の前半ではネタバレなし、後半からはネタバレを含む内容となっています。
そのため、「まだ観ていないけど、あらすじが気になる!」という方から、「もっと深く理解したい!」という方まで楽しめる内容になっています。
さらに、2024年12月6日にはファン待望のディズニー新作 『モアナ2』 が公開されます!
ぜひ予告編もチェックしてみてください。
この記事を書いた人
モグラビト
家事と仕事を両立を目標に日々頑張っています。
あらすじ
物語は、とある孤島「モトゥヌイ」と呼ばれる島から始まります。
この島では、古くから伝わる伝説により、外海へ出ることが厳しく禁じられていました。その伝説とは、半神半人の「マウイ」が命の女神テ・フィティの〈心〉を盗み、この世に「闇」が生まれたというものです。
「闇」の力によって、島は少しずつ死んでいきます。
そんな中、モトゥヌイの村長の娘モアナは、島を救うため、外の世界へ冒険に出ることを決意します。
ネタばれなしの感想
ストーリーについては、過去のディズニー作品の中でも最高傑作と言えるのではないかと思うほど、子どもから大人まで楽しめる内容になっています。その面白さに感動し、最初はDVDをレンタルしただけだったのに、すぐにBlu-rayを購入してしまいました!
「リトルマーメイド」に続き、海を舞台にした2作目の作品となります。観る前は、「海の映像なんてもうやり尽くされているのでは?」と少し不安もありましたが、自分の認識が甘かったと実感しました。
海や自然の美しさはとにかく圧巻で、ただその映像を観るだけでも価値があります。さらに、「まだこんな表現方法があったのか!」と驚かされる工夫が随所に見られ、感動させられました。。
特に評価したいのは、ファンタジーでありながらも現実離れしすぎていない点です。海に出ることの過酷さがしっかりと描かれており、Blu-rayの特典映像からも、現地の人々へのインタビューや調査を重ねて制作されていることが伝わります。そのリアリティのおかげで、子どもに変な期待を持たせることもなく、親としても安心して見られる作品です。
モアナ自身も、村長の娘であり航海者という設定がしっかり活かされており、多くの人に愛されるキャラクターとなっています。彼女の行動や葛藤に感情移入しすぎて、後半では思わず声を出して応援してしまうほどでした!
ここまでお読みいただきありがとうございます。
ここから先はネタバレありの考察になりますので、必ず本編を観てからお楽しみください!
考察:「実はモアナは○○だった?」
この考察には賛否両論があるかもしれませんが、僕は「モアナは一度死亡し、生き返ったのではないか」と考えています。
この仮説はあくまで個人的な視点であり、映画の本質やメッセージを変えるものではありません。ディズニー作品には様々な解釈があり、最も大切なのはモアナが成長し、家族や仲間との絆を深める姿だと思っています。
その理由は以下の5点です。
- モアナ以外はマウイを含む他の生物を目撃していない
- 異常すぎるモアナの身体能力
- おばあちゃん(タラ)の存在
- 奇妙なラストシーン
- 不可解な【海】の行動
これらについて、順に説明していきますね。
モアナ以外はマウイを含む他の生物を目撃していない
実は、【海の不思議な現象】も含めて、誰もマウイや亡くなった後エイの姿になったタラ(幽霊状態の姿も含む)、カカモラ(海賊たち)、タマトア(巨大なカニの化け物)を目撃していないんです。(ヘイヘイは動物なので除外します。)
さらに、モアナが見た空想上の生き物たちは、すべて村に描かれていた絵に登場するキャラクターたちでした。これこそ、これらのキャラクターは存在せず、実はすべてモアナの空想の中での出来事だったと考えられる根拠です。
異常すぎるモアナの身体能力
モアナの身体能力は物語の冒頭から非常に高く描かれていますが、特にネットで話題となっているのが、タマトアのいるシーンです。高所から落ちた際、マウイが「こりゃ死んだな」と言うほどの状況にもかかわらず、モアナはケガ一つなくピンピンしていました。マウイが多少クッションになったとしても、普通ならケガでは済まないはずです。
おばあちゃん(タラ)の存在
亡くなったおばあちゃんがエイの姿や幽霊としてモアナの前に現れたのは、彼女だけでした。村長である息子やその夫婦に対しても表れてもよさそうですが、それはありませんでした。
おばあちゃんが村では「変わり者」として扱われていたことから、特に強い絆を持っていたのがモアナだった可能性があります。ただ、それでもモアナの前にだけ姿を現す理由には謎が残ります。
奇妙なラストシーン
ラストシーンには、いくつか説明のつかない奇妙な点があります。
- テ・フィティから贈られたデコレーション付きの船ではなく、普通の船で島に帰る。
(長旅で装飾の花が枯れた可能性もありますが、それだけではない気がします。) - モアナの最後の言葉:「ほんのちょっと遠くに行っていただけ」(何故冒険譚を話さない?)。
- ラストシーンに登場する生き物たち:【鷹】(マウイの象徴)や【エイ】(おばあちゃんの象徴)が現れますが、モアナは挨拶をしない。しかも、それらのデザインが微妙に異なっている。
不可解な【海】の存在
チュー吉
確かに、「モアナは死んで生き返った」という結論に結びつけるには、今までの根拠だけでは少し弱いかもしれません。そこで、この映画の重要な要素である【海】の行動に注目し、「モアナがいつ亡くなったのか」「いつ生き返ったのか」を考察してみます。
【海】の不可解な行動
- 最初の船出の時に助けてくれない(波で戻されて怪我)
- モアナをマウイの島へ直接連れて行かない(気絶したモアナを流れ着かせるだけ)
- モアナ以外の人は【海】の現象を目撃していない
上映中に、「何故肝心なときに海は助けてくれないんだ!」と感じたのは僕だけではないと思います。
最初に海がモアナを助けてくれたのは、嵐の後、彼女がマウイの島に着いたタイミングでした。この嵐のシーンで、僕はモアナが命を落としたのではないかと考えています。最初の船出の際、海によって溺れそうになり、もしモアナの機転が利かなければ、この時点で彼女は命を失っていたかもしれません。
もっと早い段階で海が助けていれば、モアナは溺れることもなかったはずです。それなのに、なぜわざわざ危険な状況に追いやったのでしょうか?(実際、海で溺れる経験は非常に苦しいものです。)
さらに、【海】の助けはモアナとマウイ以外の誰にも目撃されていません。ラストシーンで【海】がヘイヘイを戻すシーンがありますが、ここでも他の登場人物は何も言及していません。
僕の考察では、この【海】の不思議な現象は、モアナが亡くなっている間にだけ起きているのではないかと感じます。
例えば、幼少期のシーンで【海】がモアナに触れる描写がありますが、これはモアナの子どもらしい空想の一部と解釈することもできます。
モアナは死後の世界でテ・フィティに出会い、再び生まれ変わって故郷に帰る――そんなストーリーとして見ると、いくつかの謎が繋がります。
また、マウイも幼い頃に海へ捨てられた孤児で、彼自身もすでに亡くなっているのではないか、と考えています。もしそうだとすれば、マウイは死後の世界の住人であり、彼との冒険そのものが「死後の旅」を象徴しているのかもしれません。
ネタばれも含めた感想まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。『モアナと伝説の海』は、ストーリーの構成が非常に良くできているだけでなく、名曲ぞろいで映像も美しく、何度見ても飽きません。観るたびに新たな考察(半分は妄想ですが)が浮かんできて、今回の記事にまとめました。あくまで考察は一つの視点に過ぎませんので、「こんな考え方もあるのか」と軽く受け止めていただけると幸いです。
ディズニー作品のお勧め一覧も作成しましたので、もしよければこちらの記事もチェックしてみてください!
皆さんは『モアナと伝説の海』をどのように感じましたか?また、この考察についてどう思われましたか?ぜひコメント欄で教えてください!😊
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