- ミステリー系の漫画が大好き
- 読み応えのある漫画を探している
- 社会人になってから漫画から少し離れていた
そんなあなたに、全力でおすすめしたいのが『夏目アラタの結婚』。
なるべくネタバレなしで紹介しているので、未読の方も安心して読んでいただけます。
この記事を書いた人
モグラビト
30代半ば、既婚者、子供2人(2024年に生まれました)。
子どもの頃から漫画好き。kindleには通算500冊以上入っています。
ここ最近で一番のオススメ。
ここ最近読んだ中で、文句なしのNo.1ミステリー漫画。
2024年3月29日に全12巻で堂々完結しました!
ミステリー系の漫画って、伏線だけ散りばめて回収されないまま終わったり、ラストが急展開すぎて「え?」となったりすることも少なくありません。でもこの作品は違います。
読み進めるほどに引き込まれ、最後まで緊張感が持続。オチまでしっかり仕上がっていて、「安心して人におすすめできる」完成度です。
乃木坂太郎先生の作品は「医龍」からずっと追いかけてきましたが、
「あの作風がちょっと合わなかった…」という方でも本作は別モノと思って読んでみてほしいです。
テーマも構成もまったく違っていて、むしろこちらの方が好き!という声も多いのではと思います。
著者「乃木坂太郎」先生について
乃木坂太郎先生の名前は知らなくても、「医龍」はご存じの方も多いのではないでしょうか。
2006年にドラマ化され、Season4まで続いた名作医療ドラマとして広く知られています。
「漫画は読んだことないけど、ドラマは観たことある」という方も多いはずです。
「医龍」は原作付きの作品ですが、乃木坂先生は他にもオリジナルで質の高いストーリー漫画を手がけています。
今回ご紹介している『夏目アラタの結婚』の他にも、『幽麗塔』や『第3のギデオン』など、10巻前後で完結する良作が多く、どれも読みごたえ抜群。
絵柄については『医龍』ですでに完成されていましたが、『幽麗塔』以降はさらに表現力がアップしていて、ページをめくるだけでも楽しめるレベルです。
どの作品も名作揃いなので、「夏目アラタ」以外にも気になるタイトルがあれば、ぜひ手に取ってみてください!
完結済みだから、一気読み派にもピッタリ。全巻そろえたい方はこちら
遂に映画公開も決定!!
2024年9月6日、ついに『夏目アラタの結婚』が実写映画化されます!
夏目アラタ役として柳楽優弥さん。品川真珠役として黒島結菜さんが抜擢されました。
俳優さんにあまり詳しくない自分でも、死刑囚コレクター役に佐藤二朗さんが登場するのは地味に楽しみポイントです(笑)。
特に気になっていたのはやはり「品川真珠を誰が演じるのか?」という点。
ビジュアル的にも雰囲気が合いそうな黒島さんが抜擢されましたが、何よりも演技力が問われる超難役なので、その再現度が最大の注目ポイントになりそうです。
▼ すでに公開されている予告映像では、原作ファンにはおなじみの
「じゃあ出るね」のシーンも再現されており、思わず鳥肌モノです…!
ストーリーについて
物語の発端は、世間を震撼させた連続バラバラ殺人事件。
犯人とされるのは、逮捕時にピエロのメイクをしていたことから“品川ピエロ”の異名で知られる死刑囚・品川真珠。
主人公の夏目アラタは児童相談所の職員で、事件の被害者の子どものために、未発見の遺体の手がかりを探そうと真珠に会いに行きます。
そこでアラタが取った行動が衝撃的──
なんと「情報を引き出すために、彼女に結婚を申し込む」んです!
そこから始まるのは、毎日たった20分だけ許された面会の中で繰り広げられる心理戦。
会うたびにコロコロ変わる真珠の言動にアラタは翻弄され続け、やがて彼女は「誰も殺していない」と衝撃の告白をします。
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💍 タイトルに「結婚」とあるけれど…
ちなみにこの作品、婚活や恋愛の話ではありません(笑)
結婚観や人間関係に少しは触れていますが、メインは完全に緻密なミステリー&心理戦。
読み進めるうちに「あれ?これどういうこと…?」と疑問が浮かび、次々にひっくり返される展開が待っています。
謎が謎を呼ぶストーリーで、一気読み間違いなしです!
それぞれのキャラクターについて
乃木坂先生の作品ってキャラの描き方がほんっとうに上手なんです。
表現がちょっと大げさな部分(顔を覗き込む仕草とか)もあるけど、性格や背景はめちゃくちゃリアルに作り込まれています。
読んでて「こういう人、いるいる!」って思える人物が多くて、そこが作品にグッと引き込まれる理由の一つだと思います。
キャラクターの言動が変にぶれないから、違和感なく読める。逆にキャラが変な動きをすると、それだけで作品に冷めちゃいますからね…。
それに、ほとんどのキャラが“裏の顔”を持っていて、その見せ方がまた絶妙。演出のタイミングが本当にうまくて、「そうきたか…!」ってなる展開が多いです。
もちろん、変な人も出てきます(笑)。でもそれも自然に見える範囲内で、青年誌らしいリアリティのあるキャラクター設定になっています。
ここでは、特に印象的だった3人を紹介します。
夏目アラタ
この作品の主人公で、児童相談所の職員。見た目はちょっとヤンチャ系だけど、中身はめちゃくちゃ真っ当な常識人。
周りがみんな裏表ある中で、アラタだけは“素直で真っすぐ”。読者としても、彼の視点は安心できるし、ストーリーについていけなくなってもアラタが引き戻してくれます。
「こういう人いるよな~」って思える絶妙な倫理観と、ちょっと不器用な優しさが魅力。
品川真珠
このキャラがとにかくクセ者で、読者も主人公もずっと振り回されっぱなし。
犯人なの?嘘ついてる?演技してる?何が本当なの??っていう感じで、ページをめくる手が止まりません。
恋愛でもこういう人に振り回された経験ある人…いるんじゃないでしょうか(笑)。
もしかしたら、タイトルの“結婚”ってそういう意味合いもあるのかも?
※女性読者から見たとき、このキャラってどう映るんだろう?ちょっと気になりますね。
宮前弁護士
品川真珠の顧問弁護士。
一見ただのお人好しに見えるけど、時々見せる鋭さがクセになります。何か隠してるような怪しさもありつつ、妙に人間味があるキャラ。
現実にはなかなかいなさそうだけど(笑)、個人的にはけっこう好きなタイプです。
総論
冒頭でも書きましたが、漫画好きの自分が最近一番人にオススメしている作品が、この「夏目アラタの結婚」です。
ストーリーも絵も完成度が高く、特にミステリーとしての伏線の張り方と回収のうまさには驚かされました。
伏線回収って、最終巻で一気にまとめて…っていうのがよくあるパターンですが、本作は途中でもしっかり拾ってくれるので、読んでて飽きないし、「そうきたか!」の連続です。
しかも、12巻で無駄なく完結してるというのがポイント。
ミステリーって長く続くとダレがちですが、これはキレイにまとまってるので最後まで勢いを保って読めます。
「結婚」をテーマにしているとはいえ、婚活系ではありません(笑)
心理戦、ミステリー、人間ドラマが詰まった骨太のストーリーで、「漫画なんて最近読んでないな~」っていう大人の方にも自信を持っておすすめできる1冊です。
📚 迷ってる方は、まずは数巻だけ試し読みしてみてください。
きっと、続きを読まずにはいられなくなります。
気になる方はぜひチェックしてみてください👇
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