実写映画化も公開！！おススメ漫画【夏目アラタの結婚】について

そんな方々に向けて超おススメ漫画『夏目アラタの結婚』についてお話します。
なるべくネタバレ0で記載しているので、未だ読んでいない方も安心して読める内容になっています。

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ここ最近で一番のオススメ。

2024年3月29日。全12巻で遂に完結！いやーこういうミステリー系の漫画って伏線散りばめてて散らかしっぱなしやったり、オチがダメダメやったりする可能性があるので中々おすすめ出来なかったけど今では声を大にしてお勧めできます。

乃木坂先生の本は「医龍」からずっと追いかけているけど、「〇〇は合わないかったー」て人が、読んでみても問題ありません。

著者「乃木坂太郎」先生について

乃木坂先生については知らなくても「医龍」についてはご存じの方も沢山いらっしゃるのでしょうか。「医龍」は2006年にドラマ化もされ、Season4まで政策された名作なので、「漫画は知らないけど」という方もドラマで知っている人もいるのではないでしょうか。
医龍は原作つきの漫画なので「乃木坂先生の他の本はどうなの？」と疑問が残るところですが、今回の「夏目アラタの結婚」以外にも「幽麗塔」や「第3のギデオン」など10巻以内に終わる名作漫画を描かれていますので、夏目アラタの結婚についてもストーリーがまとまって本当に完成された作品になっています。絵については「医龍」で既に完成されていましたが「幽麗塔」で表現力が磨かれたところもあり、絵だけでも見る価値のある内容になっています。その他作品についても名作揃いなので興味ある方は是非とも目を通してください。

遂に映画公開も決定！！

2024年9月6日、遂に実写映画化が始まります。
夏目アラタ役として柳楽優弥さん。品川真珠役として黒島結菜さんが抜擢されました。
自分はあまり俳優さんに詳しくないのですが、死刑囚コレクターとして佐藤二朗さんが抜擢されているのが地味に楽しみです。何よりも品川真珠が誰がするのかが非常に楽しみでしたが、それっぽい感じの子が選ばれましたね。演技力が何よりも重要視されると思うので難しい役割なので、その辺も見どころの1つですね（予告でも出ていた原作の「じゃあ出るね」の再現っぷりは凄かったですがｗｗ）
12巻も続いた大作を2時間の映画に抑えるのはどう考えても無理なので映画はどのように完結させるのかが見ものですね。

参考
映画『夏目アラタの結婚』オフィシャルサイト – Warner Bros映画公式HPより

ストーリーについて

日本中を震撼させた連続バラバラ殺人事件の犯人で、逮捕時にピエロのメイクをしていたことから「品川ピエロ」の異名で知られる死刑囚・品川真珠。児童相談所職員の夏目アラタはその事件の被害者の子どもに頼まれ、まだ発見されていない被害者の首を探すため真珠に接触を試みる。アラタの前に現れた真珠は、残虐な事件を起こした凶悪犯とは思えない風貌だった。アラタは真珠から情報を引き出すため、大胆にも彼女に結婚を申し込む。毎日1回20分だけ許される面会の中で、会うたびに変わる真珠の言動に翻弄されるアラタ。やがて真珠はアラタに対し、自分は誰も殺していないと衝撃の告白をする。

映画公式サイトより

題名の割に婚活にフォーカスしてる話ではないです笑。
結婚観については勿論0ではなく、少し触れるんですけどメインはよく練られたミステリーや心理戦がメインです。

それぞれのキャラクターについて

表現力の都合上で大袈裟に書いてはいますが（例えば相手の顔を覗き込む仕草など）、キャラクターの性格自体は事細かに書かれているので「あーこんなやつおるよなぁ」て人を書くのが本当に上手です。そこが下手だとキャラクターが変な動きをするんで見ていてイライラするんですよね。著者の他の作品にも言えることですが、皆んな何かしら裏の顔を持っていてそれを切り出すタイミング、テクニックが本当に上手です。

勿論普通の人ばっかやとストーリーも進めにくいので少し変な人もいるけど。。。ある程度は許容範囲（実はそれが演技で後々繋がっていたり）で青年誌らしいリアルな内容になっています。ここでは特にメインとなるキャラクターを紹介します。

夏目アラタ

本作の主人公。児童相談所（不良）職員。他のキャラクターが裏表あるやつばかりなので、裏表がほとんどないアラタは唯一安心して見れる。この人の倫理観は「こういう考え方の人いるよな～」っていうのをリアルに描きだされています。ストーリーテーラーの役割にもなっているので、途中でストーリーについていけなくなっていってもアラタが逆に引き戻す役割を示しています。

品川真珠

本作の実質の主人公。通称品川ピエロ。基本的にこの子がメインでストーリーが動くんだけどこのキャラクター造りが本当にうまい。犯人なのか？それとも何かほかに秘密があるのか？演技をしているのか？とにかく主人公も含めて読者は彼女の言動に終始振り回されてしまいます。実際の恋愛にも似ているところがあるので題名にも「結婚」とつけたのかもしれませんね。

女性から見た場合はこのキャラクターはどうなんだろう？？

宮前弁護士

品川真珠の顧問弁護士。基本的にただのお人好し弁護士っぽいんですが、妙に鋭かったり、何かを隠してそうな感じがしていて個人的には結構好きなキャラです。現実的には一番いないキャラかも？

総論

冒頭でも記載しましたが、漫画通のボクが最近最も勧めている超おススメ漫画です。ストーリーについても絵についても完成された漫画なので面白いことは間違いないのですが、ストーリー展開と伏線回収がとにかく素晴らしいので是非一度目を通していただきたいです。伏線回収については最終巻ですべて回収するわけではなく、途中回収も沢山あるので、気になる方は数巻ほど読んで購入を検討しても良いと思います。ミステリーは引き延ばされるとダレてしまうのですが、12巻でしっかりと完結しているので是非とも全巻読破してみてはいかがでしょうか。