- 「この本、読んだけど正直あまりよくわからない、自分以外の人の感想が知りたい」
- 「本の情報を事前に知りたい」
- 「本を読む時間がない、ザックリとで良いから内容を知りたい」
ボクも「オススメされたから読んだけど、読んでみてもあまり理解できなかった」ということがよくあり、要約サイトをよく利用しています。
事前に要約サイトを読んでから本を読んでみると意外と内容がスラスラ入っていきます。
今回オススメする要約本はコチラ。
目次
こんな人におすすめ!
- 帰ったらやろうと思っていたけど、ついついTVを見てしまう。
- サボり勝ちな自分を変えたい。
- 部下が仕事をサボる、チームがあまり機能していない。
チュー吉
モグラビト
どんな本なの?
本書の著者はリハビリテーションの専門職である作業療法士で、患者さんのリハビリテーションに携わってるうちに「すぐやらなかった人」を「すぐやる人」に変えていきました。
「帰って○○しよう」と考えていてもついつい誘惑に負けて行動できないこと、ありませんか?
「これだから自分はダメなんだ」と間違って自分を責めたりしていませんか?
「すぐやる人」と「すぐに行動できない人」の違いは「脳に入る情報の違い」だったことがわかっています。
本書を読み終える頃には過去の過ちを繰り返さないようになります。
本の題目は以下の通り
- 序章 「すぐやる人」に共通するたった一つの習慣とは?
- 1章 「やるべきこと」にすぐ手をつけるコツ
- 2章 「ひとつのこと」を終えた後「次」にスムーズに取り掛かるには?
- 3章 すぐやる集団、すぐやらない集団・・・「すぐやらない」は伝染する
- 4章 「脳が勝手にやる気になる」言葉の使い方
- 5章 「やればできる」という言葉でかえって「本気」を出せなくなっているた!?
- 6章 「すぐやるスイッチ」をすぐ入れる簡単な方法
- 7章 行動力が劇的に上がる「触る力」活用法
- 8章 「なんとなくいつもネガティブ」の原因は、「脳の慢性疲労」にありました
著者情報
菅原 洋平
作業療法士。ユークロニア株式会社代表
1978年 青森県生まれ。国際医療福祉大学卒業後、作業療法師免許取得。
民間病院精神科勤務後、国立病院機構にてリハビリテーションに従事。
その後、脳の機能を活かした人材開発を行うビジネスプランをもとに、ユークロニア株式会社を設立。
著者会社HP
http://activesleep.net
著者ブログ
https://ameblo.jp/activesleep/
著者Twitter
https://twitter.com/ActiveSleep?s=20&t=ZccWqnl1rIllPH5nXb5vMQ
要約
それでは大きく二つの内容に絞り、内容を要約させて頂きます。
- 「すぐやる」ことのコツ(障害とポイントを理解しよう)
- 単純に真似をするだけではダメ「すぐやる人」「できない人」の大きな差は?
◆「すぐやる」ことのコツ(障害とポイントを理解しよう)
やってはいけないこと(実は脳にとって一番のご褒美)
おやつのドカ喰い、仕事中にネットサーフィンなど、やってはいけないことは実は脳にとっての一番のご褒美になります。
やってはいけないことをする、という行為は脳にとって大きな「罪悪感」を生み出します。
この罪悪感が「すぐやる」の一番の天敵になります。
罪悪感を持ってしまうと、脳内では大きな期待感を抱いてしまい、ますます罪悪感を抱いてしまいます。
チュー吉
モグラビト
「TV見ちゃったせいで・・・」「2度寝しちゃったから・・・」とか後悔の念に苛まれていないかな?
これは本当は好きでもないのに、脳に「好きなつもり」でやらされたからこのような現象が生じているんだ。
チュー吉
意志が強くても作業ができない、すぐやることの障害とは?
- 帰ってきたらついついTV
- 勉強をしたいんだけどついついスマホゲーム
上記のような誘惑は非常に強く、大半の人が負けてしまいます。
その原因は意志力の弱さではなく、目に入る情報が問題です。
何故目に入る情報が重要かというと我々の脳はメラビアンの法則、というものに従っているからです。
人の判断基準は視覚(見た目)が55%、聴覚(声の調子)が38%、言葉(話した内容)は全体の7%と言われている。
一度モノを見てしまうと、余程の強い意志がないと逆らえない。
解決方法
- 家で仕事をする場合:勉強する場所、仕事をする場所、を決めておき、娯楽につながるモノは置かない。
- 会社で仕事をする場合:仕事に関係ないモノ・仕事で利用した後のモノは鞄の中へ戻す。
モグラビト
趣味で使用するものと、仕事で使用するもので保管場所を分けるのも良いです。
「すぐやる」ためにできる人が使う「賢い脳の使い方」
すぐにできない人は「フィードバック」で作業を行っています。
作業を行うと何らかの結果が起こります。その結果から得られた情報をもとに次の作業を行います。
作業をしていて「慣れてきた」「わかってきた」と感じるのが、フィードバックの役割です。
このフィードバックに従っていると、行おうとしている目的を行うことが難しくなります。
「よし、試験勉強頑張ろう!」と思ってもついつい部屋の片付けに1時間使うことってありませんでしょうか?
コレはフィードバックに従っているために発生してしまう現象です。
何でこんな事が起こるんでしょうか?
チュー吉
モグラビト
だからフィードバックという受け身のシステムに従っていると、脳は意図しない方向に頑張ってしまうんだ。
そのため、できる人は能動的なシステム(フィードフォワード)を活用します。
フィードフォワードでは先に「やること」を決めてしまいます。
モグラビト
この作業だけでも作業効率が段違いだよ。
ただし、決められた道具、決められた手順の単純作業では、フィードバックでもフィードフォワードでも結果に大差はあまり生じません。
自由度の高い仕事の場合、フィードバックとフィードフォワードでは大きな差が出るので是非試してみてください。
◆単純に真似をするだけではダメ「すぐやる人」「できない人」の大きな差は?
実は伝染する「やる気」
実はすぐやる人の行為は実は周りに伝染します。
コレは「ミラーニューロンの法則」が働いていて、脳は無自覚に周りの人の動きを真似するようにできています。
1992年に猿の脳でその存在が発見され、その後人にも存在することが明らかになりました。
例えば、目の前の人が何か物を持った場合、それを見た人の中の脳も持っている人と同様の部分の脳が動いています。
チュー吉
モグラビト
チュー吉
意図的にすぐやる人の真似をする
先ほどのメラビアンの法則でお話しした通り、人は眼に入る情報に極端に作用されてしまいます。
なので、すぐやらない人を眼に入れないようにし、すぐやる人をよく観察するようにしてください。
会社で急に席替えをすることはできないと思いますので、その際はすぐやる人の作業をなるべく手伝ってみることがおすすめです。
モグラビト
すぐやる人の受け方次第ではできない人になってしまう
すぐやる人の話をすぐやらない人が聞くと、逆にできなくなってしまう、ということがあります。
英語がペラペラな人を見ると「自分には無理だな〜」「○○さんは流石だな〜」と感じてしまいませんか?
やってみると案外簡単だけど、説明だけ聞くとできなく感じてしまうことがあります。
チュー吉
モグラビト
ただ、Goal達成の瞬間をPCの待ち受けにすると集中力が上がったり、ダイエット後の自分の姿を想像するとモチベーションが上がったり、使い方を気をつけてね。
その辺は勘違いしないように。
まとめと感想
今回のお話しの要点は以下の通りです。
◆「すぐやる」ことのコツ
- やってはいけない:脳にはご褒美
眼に入れないのが一番の回避策 - 意思力に頼ってはダメ、脳をすぐに使える形に
例。やることをノートに書いて始める。
◆他人から得るすぐやるコツ
- すぐやる人<やらない人:影響力が強い
やる人を参考にする、やらない人には目を向けないように - アドバイスを聞いたらすぐやる
アドバイスのみ:かえってハードルが上がる
知識量がしっかりしているので、一度読んだだけでは満足せずに、実行できるようになるまで何度も読むことをお勧めします。
内容も途中で絵も挟んでいたり、イメージだけでなく実際に目で見て理解できるので、普段本を読まない人でも読みやすい内容になっています。
正直、受験生時代に知っておきたかった。。。
次の世代に伝授します!
モグラビト
この本を読んだ方にはコチラの本もお勧めです。