ジョジョの第6部アニメ、ついに完結しましたね。
素晴らしい仕上がりで、ファンとしては大満足でした。
…が!
だからこそ次に期待したいのは、やっぱり第7部「スティール・ボール・ラン」のアニメ化。
個人的には、ぜひ多くの人にこの名作を届けてほしいと思っています。
一方で、新たにジョジョを読み始めた人からは
「挫折した」「何が面白いのか分からなかった」
という声もちらほら耳にします。
それ、一言で言わせてもらうと…
めちゃくちゃ、もったいない。
僕は中学生の頃からジョジョの魅力にどっぷりハマり、
高校・大学と、行く先々で出会った人を100発100中でジョジョ沼に引きずり込んできた自信があります(笑)
この記事を読み終えたとき、
「ジョジョってそんなに面白いの?」と疑っていた人も、きっと興味が湧いているはずです。
ネタバレは極力避けながら、
「ジョジョを楽しむための最適な入り口」をお伝えします!
この記事ではジョジョのネタバレを極力避けています。
はじめに
結論から言います。ジョジョは第7部「スティール・ボール・ラン」から読み始めるのがベストです。
「え?急に第7部?何を言ってるのか分からない…」
そんな方も多いと思いますが、どうかこのまま読み進めてみてください。
ジョジョの奇妙な冒険とは?
ジョジョの奇妙な冒険(通称:ジョジョ)
著:荒木飛呂彦
1986年から2004年まで『週刊少年ジャンプ』で連載。
その後、2005年より『ウルトラジャンプ』に掲載媒体を移し、現在も続く長寿人気作品です。
- ジョジョの奇妙な冒険(Part1~6):全63巻
- Part6 ストーンオーシャン:全18巻
- Part7 スティール・ボール・ラン:全24巻
- Part8 ジョジョリオン:全27巻
ジョジョは2022年に連載35周年を迎え、まさに“伝説級”の漫画として日本のみならず世界中で多くのファンを魅了し続けています。
それだけ強烈な魅力と深みがある作品なのですが…
その反面、誤解されやすく「読んだけどよく分からなかった」「面白くなかった」という声も多いのが事実です。
この記事では、ジョジョの魅力と誤解されやすいポイントを整理しつつ、なぜ“第7部”から読み始めるのが最適解なのかをお伝えします。
ジョジョの奇妙な魅力について
デビューから35年以上経った今も、ジョジョには熱狂的なファンが世界中に存在します。
それだけ長く、多くの人に愛され続けている理由は何なのか?
ここではジョジョの“唯一無二の魅力”を紹介していきます。
画力が凄すぎる
これは多くの読者が「ジョジョの魅力」としてまず挙げるポイントだと思います。
単にファンの間だけで評価されているわけではなく、なんと2009年にはルーヴル美術館でジョジョの絵が展示されたこともあるんです。
上手い漫画家は他にもたくさんいますが、荒木先生の絵はとにかく独特。
ジャンプ作品が集合するビジュアルでも、ジョジョだけは一瞬で見分けがつくほど個性が際立っています。
しかも、荒木先生はデビューから現在まで一度も絵の進化を止めず、常に新しい表現に挑戦しているんです。
僕が荒木先生を最も尊敬している理由でもあります。
📖 デビュー当時の絵:
第1部の画風
📖 最新部『ジョジョリオン』の絵:
ジョジョリオンの画風
絵の専門的なことは僕には語れませんが…
ジョジョの絵を部ごとに追っていくだけでも画風の進化が楽しめるって、かなり凄いことじゃないですか?
ジョジョは「パイオニア」である
荒木先生がすごいのは、進化し続ける絵だけじゃありません。
作品の内容そのものも常に革新を取り入れているんです。
実は、「ジョジョが最初だった」という要素がけっこうあるんですよ!
外国人主人公の始まり
今でこそ当たり前に感じる「外国人が主人公」という設定。
でも、昔のジャンプ作品ではあり得なかったんです。
たとえ舞台が海外でも、主人公は”日本人”である、というのが当たり前だったんですね。
能力漫画の発端
「ジョジョ=スタンド」のイメージが強いですが、スタンドは能力バトル漫画の走りなんです。
この概念が広がって、今では“能力モノ”が主流ジャンルになっています。
知能を使って戦うキャラクター
昔のバトル漫画といえば「気合と根性で殴り合い」でしたが、
ジョジョでは敵が強すぎるので、知恵を使って戦うキャラが登場しました。
今では当たり前の“頭脳戦”の源流もジョジョにあるんです。
「部」の概念
ジョジョが100巻以上続いても飽きない最大の理由。
それが「部(パート)」という切り替え制のストーリー構造です。
例えば、戦闘モノでは“ラスボスを倒したら終わり”になりがちですが、
ジョジョは時代も主人公もガラッと変えることで、新鮮さをキープしているんです。
(同じ「部」制を採用している漫画もありますが、ジョジョの構成とは大きく異なります)
※一部ネタバレになってしまうため詳細は避けますが…
荒木先生が「最初にやった」アイデアって、まだまだたくさんあるんです。
連載を追い続けている身としては、
「次はどんな新しいことをしてくれるんだろう?」
というワクワクも、ジョジョを楽しむ大きな魅力の一つです。
📚 荒木先生の創作に興味を持った方は、こちらの本がめちゃくちゃおすすめです!
ジョジョに対する大きな誤解
では何故ジョジョ=つまらないの人がいるのでしょうか。
実は、ジョジョってものすごく誤解されやすい漫画なんですよね。
ここでは、よく聞く誤解の原因についてお話ししていきます。
絵が汚い
「1巻から読んでみたけど、途中で挫折した…」そんな声、よく聞きます。 確かに、初期の絵は線が多くて見づらかったり、何を描いているのか分かりづらい部分もあります。 (ファンとしては、あの頃の絵も“味”があって良いんですけどね…!)
実際、荒木先生ご本人も「昔の絵は他人が描いたように感じる」とおっしゃっているほど、今とは全く違う絵柄です。
このギャップの原因としては、以下のようなことが挙げられます:
✅ 漫画の歴史が長いため、絵の流行も時代ごとに変わる(例:太い眉毛が流行していた時代など)
✅ 荒木先生の画力がとんでもなく成長し続けている → 初期と比べると、どうしても昔の絵が“下手”に見えてしまう
内容がわかりにくい
前述した通り、荒木先生はパイオニアで兎に角新しいものが大好き。
なので周りから理解されないことだらけ、ファンですら荒木先生の超理論にはついていけないことも多々w
今では当たり前になっている能力バトル。
当時の編集者でも荒木先生の担当以外は理解できていなかったようですw
ですが、それが理解できた時、荒木先生の慧眼の深さに感動するんですよね。
内容が平凡、パクってる?
これは友人から言われた内容ですが、荒木先生のアイデアが凄すぎて、逆に数々の漫画家がジョジョのアイデアをパクりまくっているんですよねw
ネットで「漫画名 ジョジョ」で打つと、ジョジョがパクっているような内容が時々ありますが、
年代を比べてみると、やっぱりジョジョの方が先なんですよね。
ジョジョは7部から読むべき理由
ここでは僕が7部から読むべき理由を3つ説明します。
ただしすべてを読まないで、
9巻ぐらいまで読んでから改めてジョジョを1巻から読み始めてください。
(一応話の区切りとして良いので)
過去の内容とあまり繋がりがない
漫画で嫌なことの1位、ネタばれですよね。
モグラビト
ジョジョの特徴として部が変わるごとに世界観が一新されるんですが、7部は特に過去の話が関係なく、新規ユーザーでも違和感なく読むことができます。
(ファンですら最初読んだ時は「???」となりました)
絵が完成系に近い
先ほどの誤解と魅力の話しでもしたと思いますが、作者の荒木先生の絵は常に進化し続けています。
7部時点では荒木先生の絵は既に完成系を迎えており、洗練された絵なので、初めて読む人でもわかりやすい内容になっています。
※勿論、7部になってからも荒木先生の絵は進化し続けているので、1巻〜と比べてどう変わったか、を見るのも一興です。
荒木先生がスポーツ漫画に挑戦
全編を通してでは全く違うのですが、
ジョジョ7部の1〜2巻は馬のレース(勿論ジョジョ要素もたっぷり入っています)
連載30年以上のベテランが何とスポーツ漫画を描いてくれるんです。
それでも「10巻以上ある漫画を読むのはな〜」
と考えている方は、
荒木飛呂彦先生の短編集である
がオススメです。
まとめと感想
学生の頃からずっと大好きな「ジョジョの奇妙な冒険」をお勧めする、
ということでついつい長い記事になってしまいました。
2023年。遂に「JOJO LANDS」始動!
ジョジョ第7部がアニメ化してほしい!!という強い一心で記事にしました。
The JOJOLands
2023.2.17(fri.)
ウルトラジャンプ3月号にて、連載開始。 pic.twitter.com/MsZgS0j5Sy
— ジョジョの奇妙な冒険 公式 (@araki_jojo) December 19, 2022
これを機に少しでもジョジョへの興味が広がっていけば幸いです。
今回の記事はいかがだったでしょうか。
コメントなど頂ければ幸いです。
Nice post.
Thank you!!